3/4(日)に青馬堂書店矢向店にてPPTQ25周年記念大会として第16回目のTTTを開催いたしました。
今回は42名の方にご参加いただきまして、スイスラウンド6回戦+SE3回戦で進行致しました。
デッキ分布は以下のようになりました。
6 UB Control
5 Grixis Energy
4 Grixis Control
4 RG Monster
3 Mono R
3 Mardu Vehicle
2 RB Aggro
2 Jund Midrange
2 Sultai Constrictor
1 WUbToken
1 WBg Token
1 UW Gift
1 UB Vraska
1 Improvise
1 Abzan Midrange
1 WR Aggro
1 RG Pummeler
1 UW Eternal
1 Tyrant Shoot
1 4c Energy
青黒系が16名で約38%、赤系アグロが15名で約35%という分布になりました。
やはり《スカラベの神》、《熱烈の神ハゾレト》という2神の存在がありながらも、
《致命的な一押し》+《ヴラスカの侮辱》、《削剥》の除去がスタンダードを定義しているように見受けられます。
その中でTOP8に残ったデッキとそのリストを以下に掲載いたします。
TOP 8
1 WR Aggro
1 Grixis Control
1 WBg Token
1 Improvise
1 RG Monster
1 Mono R
1 Sultai Constrictor
1 Mardu Vehicle
デッキ分布には偏りがありましたが、TOP8進出者は綺麗にばらける形になりました。
しかし、どのデッキにもやはり黒と赤の強力な除去が満載となっていますね。
この中で決勝戦を行ったのは、スイスラウンド8位のMardu Vehicleをお使いのワタナベさんと、3位のWBg Tokenをお使いのスズキさんでした。
決勝戦の簡単なハイライトを以下に載せて参ります。
◆Game1
先手は上位のスズキからだが、マリガンを選択し6枚でのスタートとなった。
対するワタナベは満足のいく7枚でキープを宣言。
《秘密の中庭》を置くのみで第一ターンを終えるスズキ。
ワタナベは《感動的な眺望所》から《模範的な造り手》と好調な滑り出し。
しかしこれは即座に《致命的な一押し》で破壊される。
ススキは《沼》から《改革派の地図》で終了。
ワタナベは《秘密の中庭》から《屑鉄場のたかり屋》と立て続けに展開。
3t目にしてスズキは《改革派の地図》から《平地》をサーチしてセットし、《秘密の備蓄品》と動く。
紛争も達成し、Servoトークンもしっかり生成できた。
ワタナベは《屑鉄場のたかり屋》で攻撃すると、続く第二メインで《模範的な造り手》と《歩行バリスタ》をX=1でどんどん戦場にクリーチャーを展開していく。
スズキはServoトークンで攻撃すると、《廃墟の地》から《秘密の中庭》を破壊して紛争を達成する。
お互いに《沼》を持ってきて、その後のアクションは無く、エンド時にServoが生成されるのみ。
ワタナベは《産業の搭》を置くと《歩行バリスタ》に+1/+1カウンターを乗せようと動くが、これはスズキが《致命的な一押し》で対応。
《歩行バリスタ》は1点をアンタップ状態のServoを対象に飛ばし、《模範的な造り手》と《屑鉄場のたかり屋》で攻撃。これでスズキのライフが11まで落とし込む。
スズキは苦しいのか、アップキープに《秘密の備蓄品》を起動して占術。
これが芳しくないのか下へ送ってドロー。
しかし《選定された行進》を出して、エンド時にServoが2体生成された。
ワタナベは返すターンで《産業の搭》を置き、《熱烈の神ハゾレト》と《ボーマットの急使》と更に2体のクリーチャーを追加。
淀みない展開でスズキを攻めたてる。
4体のフルアタックは、《熱烈の神ハゾレト》のみをServoで止めるだけとなり、7点のダメージ。スズキのライフが4まで削られる。
スズキはまたもアップキープに《秘密の備蓄品》を起動して占術。今度は上へ。
《進化する未開地》をセットしてすぐに起動。紛争を達成しつつ《沼》を持ってくるが追加のアクションは無し。
エンド時にトークンが2体生成される。
ワタナベはとりあえず《熱烈の神ハゾレト》の能力で土地を捨てて2点を与えて攻撃クリーチャー指定へ。
しかしこの不気味な4マナオープンに少し考えた後、《熱烈の神ハゾレト》以外の3体のクリーチャーで攻撃を選択。
案の定といったところだろうか、《残骸の漂着》で迎え撃たれる。
《ボーマットの急使》は能力を起動し、《平地》、《沼》とサーチ。
スズキは返すターンで《熱烈の神ハゾレト》からの2点に対する回答にたどり着けず、投了した。
スズキ 0-1 ワタナベ
◆Game2
またしてもスズキは先手から始まるが、6枚からのスタート、ワタナベは7枚とG1と同様の開始となった。
スズキが《シェフェトの砂丘》から《改革派の地図》と動き、ワタナベが《秘密の中庭》から《模範的な造り手》と動く。
2t目にスズキは《進化する未開地》を置くと、《シェフェトの砂丘》からペイライフをしつつ《軍団の上陸》を展開してターンを返す。
ワタナベは《秘密の中庭》の2枚目を追加し、Vampireを《致命的な一押し》で除去すると、《ボーマットの急使》も追加して2体で攻撃。4点のダメージを与えた。
エンド時にスズキは《進化する未開地》は《沼》をサーチ。
3t目のスズキは《秘密の中庭》を置くと《排斥》をサイクリングした。
《秘密の備蓄品》に早くアクセスしようとしたのか、結果は何もアクションが無くターンを返すことに。
ワタナベはここぞとばかりに《沼》、《キランの真意号》、《領事の権限》と追加してスズキを攻めたてる。
《ボーマットの急使》と《模範的な造り手》の攻撃も通ってライフを11まで削る。
スズキは《進化する未開地》を置くと、メインで《徹頭》をプレイ。タップ状態ではあるが、2体のクリーチャーで盤面を構築しにかかる。
ワタナベの返しセットランドが《秘密の中庭》、《キランの真意号》に《模範的な造り手》で搭乗し、《ボーマットの急使》攻撃しライフを6にする。
エンド時に《進化する未開地》はまたも《沼》をサーチ。
スズキは《キランの真意号》に対する回答が欲しいところだが、《オラーズカの拱門》と《選定された行進》を出すのみ。
ワタナベはセットランドが無く、Warrior2体が起きているため、《キランの真意号》のみでのアタック。ライフを2にするがこれを詰めきれない。
なんとか生きてターンが返ってきたスズキ、とりあえず警戒の2体のWarriorで攻撃しライフを初期値に戻す。
3枚目の《進化する未開地》を追加して都市の承認もえたところで、徹尾でWarriorを生け贄に《模範的な造り手》を破壊し、《キランの真意号》への脅威をひとまず対処する。
ワタナベはここで《霊気圏の収集艇》を引き当てる。
これを戦場に追加し、《ボーマットの急使》から《霊気圏の収集艇》へと乗り継いで《キランの真意号》を動かして勝負を決めようとするが、スズキはここで《致命的な一押し》を持っていた。
スズキは《シェフェトの砂丘》を追加し、Warriorで攻撃してターンを終了する。
ワタナベは今度こそ残り2点を削るべく、《ボーマットの急使》で《霊気圏の収集艇》を攻撃に回すが、これにはまたも《致命的な一押し》。前のターンにセットしておいた《進化する未開地》で《沼》を持ってくるついでに破壊されてしまう。
盤面には攻撃の通らない《ボーマットの急使》のみとなってしまったワタナベだが、後続を展開できずターンを返すこととなった。
スズキは《オラーズカの拱門》を起動しつつ反撃に準備する。
スズキはここでようやくのライフゲイン《陽光鞭の勇者》を送り出す。タップ状態ではあるが、ひとまずライフを4まで戻した。
Warriorで攻撃してターン終了。
ワタナベはようやく8t目にしてようやく3体目のクリーチャーとなる《屑鉄場のたかり屋》を送り出した。
スズキはここでひとまず脅威は去ったとみるか、ワタナベが赤マナを供給できないうちにカードを貯め込んだ《ボーマットの急使》を《致命的な一押し》で破壊した。
スズキは返ってきたターンで《沼》を置くと、《イクサランの束縛》で《屑鉄場のたかり屋》を追放し完全に相手の盤面を更地にしてみせた。
《陽光鞭の勇者》は立たせておき、Warriorのみでアタックも未だワタナベのライフは18。スズキも盤面は有利だが、攻め手を欠く。
若干勝利が遠のいたワタナベだが、ここで痛恨のドローゴー。
スズキもWarriorのみで攻撃しつつメインで《オラーズカの拱門》を起動するが、攻め手はなくエンド。
ワタナベがようやく10t目にして待ちに待った赤マナである《感動的な眺望所》をセット。
次のターンから動き始めるかといったエンド時に、スズキが《徹頭》をプレイ。
スズキは3体となったWarriorで攻撃し、2t目から沈黙していた《軍団の上陸》がようやく反転する。
ライフの供給源を確保したスズキはさらに《選定の司祭》を追加。
ワタナベはこのゲーム初めて赤マナがアクティブになる11t目。何が出てくるかと構えたところだが、そのままドローゴー。
スズキはここで《一番砦、アダント》を起動するが、ワタナベが《選定の司祭》に《致命的な一押し》。
スズキも12t目にしてようやく《秘密の備蓄品》を引き当てた。
これを即座に起動して《陽光鞭の勇者》を生け贄にすると、すぐさま永遠能力を起動。
ライフが安全圏にし盤面も整ったかというところ。
ワタナベはここでようやく《経験豊富な操縦者》で4体目のクリーチャーを展開するが、数もサイズも間に合わなくなってしまった。
スズキはここで《選定の司祭》を不朽、《一番砦、アダント》を起動とライフでワタナベを突き放す。
ワタナベのアクションも対戦相手への《稲妻の一撃》といったものになるが、到底間に合うタイミングではなかった。
赤マナが遠すぎたワタナベは《稲妻の一撃》を2枚抱えたまま苦しいターンを過ごし、2本目を落としてしまった。
スズキ 1-1 ワタナベ
◆Game3
最終戦にまで縺れ込んだ決勝戦。
攻めっ気のある機体が先手となるが、どうなるか。
両者7枚のハンドで最後の戦いが始まった。
ワタナベが《秘密の中庭》、スズキが《シェフェトの砂丘》から《改革派の地図》という動き出し。
2t目がワタナベが《感動的な眺望所》から《キランの真意号》と動き、今度は色マナをしっかり確保できている。
スズキは《改革派の地図》を起動して《沼》をサーチしつつセット。
《秘密の備蓄品》を出してエンド時にServoを生成というトークンデッキのベストムーブで対抗した。
このServoに対してワタナベは《致命的な一押し》。
後続の紛争要員を断とうという意志か。
ワタナベも負けじと攻めたてたいところだが、《山》を置くのみとなってしまった。
スズキはここで《平地》から《陽光鞭の勇者》と動き、機体に対して早い段階でライフと盤面で優位に出る。
ワタナベはここで《山》の2枚目から《反逆の先導者、チャンドラ》を送り出した。
+1能力はダメージを与え、《キランの真意号》は忠誠度で搭乗して攻撃。ライフを15点とする。
スズキは《陽光鞭の勇者》で《反逆の先導者、チャンドラ》へ攻撃。
ここはワタナベも不用意なブロックを避け、スルーして忠誠度は2となった。
続く第二メインは《廃墟の地》から紛争を達成し、《選定の司祭》を追加してServoを生成。
ライフゲインのエンジンが完成した。
ワタナベは第3ターンこそ足踏みしてしまったものの、《反逆の先導者、チャンドラ》の+1能力でダメージを与え、5枚目の土地から《熱烈の神ハゾレト》と《ボーマットの急使》を追加し、ライフゲイン戦術へと対抗する。
《反逆の先導者、チャンドラ》の忠誠度で《キランの真意号》を動かし、《熱烈の神ハゾレト》とともに攻撃。
スズキはServoで《熱烈の神ハゾレト》こそ止めるが、飛行が止まらず、ライフが10まで削られてしまう。
返すターンでスズキは《陽光鞭の勇者》で《反逆の先導者、チャンドラ》へ攻撃するも《ボーマットの急使》で防がれる。
第二メインで《陽光鞭の勇者》を生け贄に《秘密の備蓄品》を起動し占術の結果は上へ。
すぐさま《陽光鞭の勇者》の永遠能力を2枚面の《陽光鞭の勇者》をコストに起動し、5点ゲイン。エンド時にServoが出てさらに1点ゲインして15まで回復し、盤面をより強固にしてターンを渡す。
ワタナベは《反逆の先導者、チャンドラ》の+1でトップを公開し、ピア・ナラーが捲られるが、これを唱えずスズキへ2点。
《模範的な造り手》を追加し、戦闘開始すると《模範的な造り手》で《キランの真意号》へと搭乗し、またも《熱烈の神ハゾレト》と共に攻撃し9点分のアタック。
先のターンと同様にServoで《熱烈の神ハゾレト》をチャンプブロック、《キランの真意号》は通って4点という形。
スズキは紛争用となる《進化する未開地》をセットし、《沼》をサーチ。
4/4の《陽光鞭の勇者》トークンで《反逆の先導者、チャンドラ》へと攻撃するが、ワタナベはここで《無許可の分解》で破壊しようとする。
しかしこれは、《秘密の備蓄品》で生け贄にされ、貴重な3点ダメージも入らず。
先ほどコストにした2枚目の《陽光鞭の勇者》の永遠能力を手札のコストが《選定の司祭》で起動し、さらに5点ゲイン。
かなり盤石になってきたが、未だ《反逆の先導者、チャンドラ》、《熱烈の神ハゾレト》、《キランの真意号》という神話レアだらけの脅威が残り続ける。
ワタナベは《反逆の先導者、チャンドラ》の+1能力で《経験豊富な操縦者》を唱えて《キランの真意号》の打点を1上げると、土地を置いて今度は《模範的な造り手》も戦闘に参加。
スズキはServoで《熱烈の神ハゾレト》をチャンプブロック、《選定の司祭》とServoで《模範的な造り手》をブロックして落とす。
相変わらず飛行は止まらず1点増えて5点のダメージとなり、ライフが11.
スズキは4/4の《陽光鞭の勇者》トークンでブロッカーのいなくなった《反逆の先導者、チャンドラ》へと攻撃し、これが通ってようやく一つの脅威をやり過ごす。
さらに《選定の司祭》を不朽能力を起動しライフを得ると、《アルゲールの断血》も追加。
恒常的なライフゲインとブロッカーの生産を優先するためか、4/4の《陽光鞭の勇者》トークンを《秘密の備蓄品》で生け贄にして紛争を達成する。
エンド時にServoは出てライフもゲインするが、サイズは小さくなってしまった。
そこにワタナベが《熱烈の神ハゾレト》の能力でライフを狙いに来る。
ワタナベの攻撃も《熱烈の神ハゾレト》と《キランの真意号》になるが、やはり飛行のみが通り、ライフが8になる。
さらにワタナベはここで《選定の司祭》のトークンに《無許可の分解》をプレイして、ライフを5にする。
返ってきたアップキープで《アルゲールの断血》が反転。
更なるライフゲインエンジンを得たスズキだが、これはワタナベも苦い表情。
長いラウンドでの疲労もあって、見落としてしまったか。
そこに追い討ちをかけるかのようにスズキは《威厳あるカラカル》を戦場に追加。《アクロゾズの神殿》で容易にライフゲインと紛争を達成できるようになったスズキはCatトークンを生け贄に即座にライフを回復した。
《反逆の先導者、チャンドラ》というひとつの脅威がなくなったスズキも無為な攻撃はせずじっと耐える。
ワタナベはこのターンも土地のセットから《熱烈の神ハゾレト》、《キランの真意号》の2体のアタックのみとなるが、スズキのブロックもお馴染みといったところ。
このままでは依然として出続けるServoで最早《熱烈の神ハゾレト》の攻撃は通らず、《キランの真意号》のみのクロックでは削り切れないという状況になってしまった。
どうにか打開したいワタナベだが、スズキは返すターンで《軍団の上陸》を追加すると一気に3体で攻撃し、更なるライフゲインエンジンを得た。
《オラーズカの拱門》もセットし、ドローエンジンまでをも手に入れた。
ワタナベはエンド時に《熱烈の神ハゾレト》を起動し、返ってきたターンの攻撃は前のターンと同様、ブロックも同様という流れ。
《模範的な造り手》を追加こそするもののワタナベにとっては苦しい状況か。
《熱烈の神ハゾレト》の能力と《キランの真意号》のアタックでの計7点を毎ターン与えるが、圧倒的なライフゲイン量とトークン生成量を前に削り切れない。
この攻防が2ターン続き、《屑鉄場のたかり屋》しか新たに追加できなかったワタナベを、増え続けたトークンから《シェフェトの砂丘》を同一ターンに2回起動してスズキが一気に14点を削り取ってワタナベを介錯した。
スズキ 2-1 ワタナベ
ということで、見事優勝してRPTQ参加権利を勝ち取ったプレイヤーはスズキ タツロウさんでした!
おめでとうございます!
3本目を振り返ってみると、ワタナベさんが削ったライフは57点にも上りました。
《熱烈の神ハゾレト》のチャンプブロック分も考えると80点くらいのダメージ量はあったかもしれません。
そんな猛攻をいなし切っての勝利はお見事でした。
スズキさんの決勝ラウンドの対戦相手もライフゲインで有利になれる赤単、エンチャントに触られないGrixisとかなり良い相性とのマッチだったのも印象的でした。
赤系アグロや青黒系が多い今のメタで、エンチャントで攻める戦術がうまく嵌ったというところでしょうか。
デッキ選択の面でも、お見事だったということでしょうね。
今回はまた、レイアウトを変えプレイヤーの皆様が快適に過ごせるよう配置しましたところ、好評を頂けました。
この声をまた励みにして、運営をしていきたいと思いますので、今後とも是非よろしくお願いいたします。
そして次回の青馬堂書店矢向店様でのPPTQですが、6月30日(土)を予定しております。
前回プレイヤーの方から、土曜日だと参加しやすいかもしれないというお声を頂きましたので、次回は土曜日で開催しようかと考えております。
日程につきましては、まだ仮の段階ですので、詳細が決まりましたらまた追って告知いたします。
皆様、ご参加ありがとうございました。
今回は42名の方にご参加いただきまして、スイスラウンド6回戦+SE3回戦で進行致しました。
デッキ分布は以下のようになりました。
6 UB Control
5 Grixis Energy
4 Grixis Control
4 RG Monster
3 Mono R
3 Mardu Vehicle
2 RB Aggro
2 Jund Midrange
2 Sultai Constrictor
1 WUbToken
1 WBg Token
1 UW Gift
1 UB Vraska
1 Improvise
1 Abzan Midrange
1 WR Aggro
1 RG Pummeler
1 UW Eternal
1 Tyrant Shoot
1 4c Energy
青黒系が16名で約38%、赤系アグロが15名で約35%という分布になりました。
やはり《スカラベの神》、《熱烈の神ハゾレト》という2神の存在がありながらも、
《致命的な一押し》+《ヴラスカの侮辱》、《削剥》の除去がスタンダードを定義しているように見受けられます。
その中でTOP8に残ったデッキとそのリストを以下に掲載いたします。
TOP 8
1 WR Aggro
1 Grixis Control
1 WBg Token
1 Improvise
1 RG Monster
1 Mono R
1 Sultai Constrictor
1 Mardu Vehicle
■スイスラウンド1位:Nakayama Satoshi ,[WR Aggro],「軍団の上陸ボロス」
2 《平地/Plains》
10《山/Mountain》
4 《感動的な眺望所/Inspiring Vantage》
4 《霊気拠点/Aether Hub》
2 《シェフェトの砂丘/Shefet Dunes》
1 《オラーズカの拱門/Arch of Orazca》
23 Lands
4 《ボーマットの急使/Bomat Courier》
4 《狂信的扇動者/Fanatical Firebrand》
2 《損魂魔道士/Soul-Scar Mage》
4 《地揺すりのケンラ/Earthshaker Khenra》
2 《航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ/Kari Zev, Skyship Raider》
2 《競走路の熱狂者/Speedway Fanatic》
2 《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix》
3 《熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent》
23 Creatures
4 《軍団の上陸/Legion’s Landing》
4 《削剥/Abrade》
2 《稲妻の一撃/Lightning Strike》
3 《霊気圏の収集艇/Aethersphere Harvester》
1 《イクサランの束縛/Ixalan’s Binding》
14 Others
60 Mainboard
3 《断片化/Fragmentize》
2 《黄昏+払暁/Dusk+Dawn》
3 《イクサランの束縛/Ixalan’s Binding》
2 《凶兆艦隊の向こう見ず/Dire Fleet Daredevil》
1 《熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent》
2 《チャンドラの敗北/Chandra’s Defeat》
2 《歩行バリスタ/Walking Ballista》
15 Sideboard
■スイスラウンド2位:Hachiya Kota ,[Grixis Control]
3 《島/Island》
2 《沼/Swamp》
1 《山/Mountain》
4 《進化する未開地/Evolving Wilds》
2 《廃墟の地/Field of Ruin》
4 《尖塔断の運河/Spirebluff Canal》
3 《異臭の池/Fetid Pools》
4 《水没した地下墓地/Drowned Catacomb》
3 《竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit》
26 Lands
2 《スカラベの神/The Scarab God》
3 《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk》
5 Creatures
2 《致命的な一押し/Fatal Push》
2 《マグマのしぶき/Magma Spray》
2 《削剥/Abrade》
2 《アルゲールの断血/Arguel’s Blood Fast》
2 《アズカンタの探索/Search for Azcanta》
3 《検閲/Censor》
4 《本質の散乱/Essence Scatter》
2 《焦熱の連続砲撃/Fiery Cannonade》
4 《不許可/Disallow》
3 《至高の意志/Supreme Will》
4 《ヴラスカの侮辱/Vraska’s Contempt》
30 Others
61 Mainboard
4 《光袖会の収集者/Glint-Sleeve Siphoner》
4 《歩行バリスタ/Walking Ballista》
2 《否認/Negate》
1 《致命的な一押し/Fatal Push》
1 《マグマのしぶき/Magma Spray》
1 《チャンドラの敗北/Chandra’s Defeat》
1 《焦熱の連続砲撃/Fiery Cannonade》
1 《スカラベの神/The Scarab God》
15 Sideboard
■スイスラウンド3位:Suzuki Tatsurou ,[WBg Token]
4 《平地/Plains》
4 《沼/Swamp》
4 《進化する未開地/Evolving Wilds》
4 《秘密の中庭/Concealed Courtyard》
1 《花盛りの湿地/Blooming Marsh》
4 《シェフェトの砂丘/Shefet Dunes》
1 《廃墟の地/Field of Ruin》
1 《オラーズカの拱門/Arch of Orazca(RIX)》
23 Lands
4 《選定の司祭/Anointer Priest》
3 《威厳あるカラカル/Regal Caracal》
7 Creatures
4 《致命的な一押し/Fatal Push》
1 《残骸の漂着/Settle the Wreckage》
2 《徹頭+徹尾/Start+Finish》
3 《軍団の上陸/Legion’s Landing》
1 《不可解な終焉/Baffling End》
1 《アルゲールの断血/Arguel’s Blood Fast》
4 《秘密の備蓄品/Hidden Stockpile》
1 《不敬の行進/Profane Procession》
4 《選定された行進/Anointed Procession》
3 《イクサランの束縛/Ixalan’s Binding》
1 《排斥/Cast Out》
3 《改革派の地図/Renegade Map》
2 《宝物の地図/Treasure Map》
30 Others
60 Mainboard
3 《陽光鞭の勇者/Sunscourge Champion》
4 《強迫/Duress》
3 《失われた遺産/Lost Legacy》
1 《アルゲールの断血/Arguel’s Blood Fast》
1 《不敬の行進/Profane Procession》
2 《秘宝探究者、ヴラスカ/Vraska, Relic Seeker》
1 《森/Forest》
15 Sideboard
■スイスラウンド4位:Maeda Norihito ,[Improvise]
2 《島/Island》
2 《沼/Swamp》
1 《山/Mountain》
4 《尖塔断の運河/Spirebluff Canal》
4 《水没した地下墓地/Drowned Catacomb》
1 《竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit》
3 《異臭の池/Fetid Pools》
4 《産業の塔/Spire of Industry》
21 Lands
3 《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》
4 《異端の飛行機械職人/Maverick Thopterist》
1 《スカラベの神/The Scarab God》
4 《艱苦の伝令/Herald of Anguish》
12 Creatures
4 《致命的な一押し/Fatal Push》
2 《橋上の戦い/Battle at the Bridge》
4 《金属の叱責/Metallic Rebuke》
4 《解析調査/Reverse Engineer》
4 《改革派の地図/Renegade Map》
3 《予言のプリズム/Prophetic Prism》
1 《宝物の地図/Treasure Map》
3 《霊気装置の設計図/Servo Schematic》
1 《霊気圏の収集艇/Aethersphere Harvester》
1 《策謀家テゼレット/Tezzeret the Schemer》
27 Others
60 Mainboard
2 《否認/Negate》
1 《橋上の戦い/Battle at the Bridge》
1 《アルゲールの断血/Arguel’s Blood Fast》
1 《ヴラスカの侮辱/Vraska’s Contempt》
2 《削剥/Abrade》
3 《禁制品の黒幕/Contraband Kingpin》
1 《策謀家テゼレット/Tezzeret the Schemer》
2 《魔術遠眼鏡/Sorcerous Spyglass》
2 《宝物の地図/Treasure Map》
15 Sideboard
■スイスラウンド5位:Aoki Toshihito ,[RG Monster]
8 《山/Mountain》
7 《森/Forest》
4 《根縛りの岩山/Rootbound Crag》
4 《隠れた茂み/Sheltered Thicket》
2 《ハシェプのオアシス/Hashep Oasis》
25 Lands
4 《地揺すりのケンラ/Earthshaker Khenra》
3 《立て直しのケンラ/Resilient Khenra》
4 《マーフォークの枝渡り/Merfolk Branchwalker》
2 《不屈の神ロナス/Rhonas the Indomitable》
1 《ピア・ナラー/Pia Nalaar》
4 《翡翠光のレインジャー/Jadelight Ranger》
4 《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix》
4 《栄光をもたらすもの/Glorybringer》
26 Creatures
4 《削剥/Abrade》
3 《マグマのしぶき/Magma Spray》
2 《捲土+重来/Struggle+Survive》
9 Others
60 Mainboard
1 《凶兆艦隊の向こう見ず/Dire Fleet Daredevil》
1 《破滅の刻/Hour of Devastation》
2 《チャンドラの敗北/Chandra’s Defeat》
2 《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance》
2 《打ち壊すブロントドン/Thrashing Brontodon》
2 《貪る死肉あさり/Deathgorge Scavenger》
2 《殺戮の暴君/Carnage Tyrant》
1 《形成師の聖域/Shapers’ Sanctuary》
1 《生命の力、ニッサ/Nissa, Vital Force》
1 《捲土+重来/Struggle+Survive》
15 Sideboard
■スイスラウンド6位:Takaoka Yusuke ,[Mono R]
18《山/Mountain》
3 《陽焼けした砂漠/Sunscorched Desert》
2 《屍肉あさりの地/Scavenger Grounds》
23 Lands
4 《ボーマットの急使/Bomat Courier》
4 《損魂魔道士/Soul-Scar Mage》
4 《地揺すりのケンラ/Earthshaker Khenra》
3 《航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ/Kari Zev, Skyship Raider》
4 《アン一門の壊し屋/Ahn-Crop Crasher》
2 《ピア・ナラー/Pia Nalaar》
4 《熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent》
2 《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix》
27 Creatures
4 《ショック/Shock》
4 《稲妻の一撃/Lightning Strike》
2 《削剥/Abrade》
10 Others
60 Mainboard
1 《ピア・ナラー/Pia Nalaar》
1 《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix》
3 《栄光をもたらすもの/Glorybringer》
2 《チャンドラの敗北/Chandra’s Defeat》
2 《削剥/Abrade》
3 《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance》
2 《霊気圏の収集艇/Aethersphere Harvester》
1 《屍肉あさりの地/Scavenger Grounds》
15 Sideboard
■スイスラウンド7位:Yoshimori Sho ,[Sultai Constrictor]
2 《沼/Swamp》
5 《森/Forest》
2 《進化する未開地/Evolving Wilds》
4 《花盛りの湿地/Blooming Marsh》
4 《植物の聖域/Botanical Sanctum》
3 《異臭の池/Fetid Pools》
4 《霊気拠点/Aether Hub》
24 Lands
4 《歩行バリスタ/Walking Ballista》
4 《巻きつき蛇/Winding Constrictor》
4 《光袖会の収集者/Glint-Sleeve Siphoner》
3 《導路の召使い/Servant of the Conduit》
4 《翡翠光のレインジャー/Jadelight Ranger》
2 《ピーマの改革派、リシュカー/Rishkar, Peema Renegade》
2 《逆毛ハイドラ/Bristling Hydra》
4 《新緑の機械巨人/Verdurous Gearhulk》
27 Creatures
3 《致命的な一押し/Fatal Push》
2 《顕在的防御/Blossoming Defense》
2 《ヴラスカの侮辱/Vraska’s Contempt》
2 《ハダーナの登臨/Hadana’s Climb》
9 Others
60 Mainboard
2 《巧射艦隊の追跡者/Deadeye Tracker》
2 《強迫/Duress》
2 《ヴラスカの侮辱/Vraska’s Contempt》
2 《野望のカルトーシュ/Cartouche of Ambition》
1 《打ち壊すブロントドン/Thrashing Brontodon》
2 《殺戮の暴君/Carnage Tyrant》
2 《秘宝探究者、ヴラスカ/Vraska, Relic Seeker》
2 《霊気圏の収集艇/Aethersphere Harvester》
15 Sideboard
■スイスラウンド8位:Watanabe Kenta ,[Mardu Vehicle],「マルドゥ花陽バリスタ」
2 《平地/Plains》
2 《沼/Swamp》
3 《山/Mountain》
4 《秘密の中庭/Concealed Courtyard》
4 《感動的な眺望所/Inspiring Vantage》
2 《竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit》
1 《泥濘の峡谷/Canyon Slough》
4 《産業の塔/Spire of Industry》
2 《霊気拠点/Aether Hub》
24 Lands
4 《模範的な造り手/Toolcraft Exemplar》
3 《ボーマットの急使/Bomat Courier》
3 《経験豊富な操縦者/Veteran Motorist》
4 《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger》
2 《ピア・ナラー/Pia Nalaar》
2 《熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent》
2 《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix》
3 《歩行バリスタ/Walking Ballista》
23 Creatures
2 《致命的な一押し/Fatal Push》
2 《稲妻の一撃/Lightning Strike》
4 《無許可の分解/Unlicensed Disintegration》
1 《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance》
4 《キランの真意号/Heart of Kiran》
13 Others
60 Mainboard
1 《残骸の漂着/Settle the Wreckage》
1 《燻蒸/Fumigate》
2 《領事の権限/Authority of the Consuls》
1 《イクサランの束縛/Ixalan’s Binding》
2 《強迫/Duress》
3 《削剥/Abrade》
1 《炎鎖のアングラス/Angrath, the Flame-Chained》
1 《霊気圏の収集艇/Aethersphere Harvester》
1 《領事の旗艦、スカイソブリン/Skysovereign, Consul Flagship》
15 Sideboard
デッキ分布には偏りがありましたが、TOP8進出者は綺麗にばらける形になりました。
しかし、どのデッキにもやはり黒と赤の強力な除去が満載となっていますね。
この中で決勝戦を行ったのは、スイスラウンド8位のMardu Vehicleをお使いのワタナベさんと、3位のWBg Tokenをお使いのスズキさんでした。
決勝戦の簡単なハイライトを以下に載せて参ります。
◆Game1
先手は上位のスズキからだが、マリガンを選択し6枚でのスタートとなった。
対するワタナベは満足のいく7枚でキープを宣言。
《秘密の中庭》を置くのみで第一ターンを終えるスズキ。
ワタナベは《感動的な眺望所》から《模範的な造り手》と好調な滑り出し。
しかしこれは即座に《致命的な一押し》で破壊される。
ススキは《沼》から《改革派の地図》で終了。
ワタナベは《秘密の中庭》から《屑鉄場のたかり屋》と立て続けに展開。
3t目にしてスズキは《改革派の地図》から《平地》をサーチしてセットし、《秘密の備蓄品》と動く。
紛争も達成し、Servoトークンもしっかり生成できた。
ワタナベは《屑鉄場のたかり屋》で攻撃すると、続く第二メインで《模範的な造り手》と《歩行バリスタ》をX=1でどんどん戦場にクリーチャーを展開していく。
スズキはServoトークンで攻撃すると、《廃墟の地》から《秘密の中庭》を破壊して紛争を達成する。
お互いに《沼》を持ってきて、その後のアクションは無く、エンド時にServoが生成されるのみ。
ワタナベは《産業の搭》を置くと《歩行バリスタ》に+1/+1カウンターを乗せようと動くが、これはスズキが《致命的な一押し》で対応。
《歩行バリスタ》は1点をアンタップ状態のServoを対象に飛ばし、《模範的な造り手》と《屑鉄場のたかり屋》で攻撃。これでスズキのライフが11まで落とし込む。
スズキは苦しいのか、アップキープに《秘密の備蓄品》を起動して占術。
これが芳しくないのか下へ送ってドロー。
しかし《選定された行進》を出して、エンド時にServoが2体生成された。
ワタナベは返すターンで《産業の搭》を置き、《熱烈の神ハゾレト》と《ボーマットの急使》と更に2体のクリーチャーを追加。
淀みない展開でスズキを攻めたてる。
4体のフルアタックは、《熱烈の神ハゾレト》のみをServoで止めるだけとなり、7点のダメージ。スズキのライフが4まで削られる。
スズキはまたもアップキープに《秘密の備蓄品》を起動して占術。今度は上へ。
《進化する未開地》をセットしてすぐに起動。紛争を達成しつつ《沼》を持ってくるが追加のアクションは無し。
エンド時にトークンが2体生成される。
ワタナベはとりあえず《熱烈の神ハゾレト》の能力で土地を捨てて2点を与えて攻撃クリーチャー指定へ。
しかしこの不気味な4マナオープンに少し考えた後、《熱烈の神ハゾレト》以外の3体のクリーチャーで攻撃を選択。
案の定といったところだろうか、《残骸の漂着》で迎え撃たれる。
《ボーマットの急使》は能力を起動し、《平地》、《沼》とサーチ。
スズキは返すターンで《熱烈の神ハゾレト》からの2点に対する回答にたどり着けず、投了した。
スズキ 0-1 ワタナベ
◆Game2
またしてもスズキは先手から始まるが、6枚からのスタート、ワタナベは7枚とG1と同様の開始となった。
スズキが《シェフェトの砂丘》から《改革派の地図》と動き、ワタナベが《秘密の中庭》から《模範的な造り手》と動く。
2t目にスズキは《進化する未開地》を置くと、《シェフェトの砂丘》からペイライフをしつつ《軍団の上陸》を展開してターンを返す。
ワタナベは《秘密の中庭》の2枚目を追加し、Vampireを《致命的な一押し》で除去すると、《ボーマットの急使》も追加して2体で攻撃。4点のダメージを与えた。
エンド時にスズキは《進化する未開地》は《沼》をサーチ。
3t目のスズキは《秘密の中庭》を置くと《排斥》をサイクリングした。
《秘密の備蓄品》に早くアクセスしようとしたのか、結果は何もアクションが無くターンを返すことに。
ワタナベはここぞとばかりに《沼》、《キランの真意号》、《領事の権限》と追加してスズキを攻めたてる。
《ボーマットの急使》と《模範的な造り手》の攻撃も通ってライフを11まで削る。
スズキは《進化する未開地》を置くと、メインで《徹頭》をプレイ。タップ状態ではあるが、2体のクリーチャーで盤面を構築しにかかる。
ワタナベの返しセットランドが《秘密の中庭》、《キランの真意号》に《模範的な造り手》で搭乗し、《ボーマットの急使》攻撃しライフを6にする。
エンド時に《進化する未開地》はまたも《沼》をサーチ。
スズキは《キランの真意号》に対する回答が欲しいところだが、《オラーズカの拱門》と《選定された行進》を出すのみ。
ワタナベはセットランドが無く、Warrior2体が起きているため、《キランの真意号》のみでのアタック。ライフを2にするがこれを詰めきれない。
なんとか生きてターンが返ってきたスズキ、とりあえず警戒の2体のWarriorで攻撃しライフを初期値に戻す。
3枚目の《進化する未開地》を追加して都市の承認もえたところで、徹尾でWarriorを生け贄に《模範的な造り手》を破壊し、《キランの真意号》への脅威をひとまず対処する。
ワタナベはここで《霊気圏の収集艇》を引き当てる。
これを戦場に追加し、《ボーマットの急使》から《霊気圏の収集艇》へと乗り継いで《キランの真意号》を動かして勝負を決めようとするが、スズキはここで《致命的な一押し》を持っていた。
スズキは《シェフェトの砂丘》を追加し、Warriorで攻撃してターンを終了する。
ワタナベは今度こそ残り2点を削るべく、《ボーマットの急使》で《霊気圏の収集艇》を攻撃に回すが、これにはまたも《致命的な一押し》。前のターンにセットしておいた《進化する未開地》で《沼》を持ってくるついでに破壊されてしまう。
盤面には攻撃の通らない《ボーマットの急使》のみとなってしまったワタナベだが、後続を展開できずターンを返すこととなった。
スズキは《オラーズカの拱門》を起動しつつ反撃に準備する。
スズキはここでようやくのライフゲイン《陽光鞭の勇者》を送り出す。タップ状態ではあるが、ひとまずライフを4まで戻した。
Warriorで攻撃してターン終了。
ワタナベはようやく8t目にしてようやく3体目のクリーチャーとなる《屑鉄場のたかり屋》を送り出した。
スズキはここでひとまず脅威は去ったとみるか、ワタナベが赤マナを供給できないうちにカードを貯め込んだ《ボーマットの急使》を《致命的な一押し》で破壊した。
スズキは返ってきたターンで《沼》を置くと、《イクサランの束縛》で《屑鉄場のたかり屋》を追放し完全に相手の盤面を更地にしてみせた。
《陽光鞭の勇者》は立たせておき、Warriorのみでアタックも未だワタナベのライフは18。スズキも盤面は有利だが、攻め手を欠く。
若干勝利が遠のいたワタナベだが、ここで痛恨のドローゴー。
スズキもWarriorのみで攻撃しつつメインで《オラーズカの拱門》を起動するが、攻め手はなくエンド。
ワタナベがようやく10t目にして待ちに待った赤マナである《感動的な眺望所》をセット。
次のターンから動き始めるかといったエンド時に、スズキが《徹頭》をプレイ。
スズキは3体となったWarriorで攻撃し、2t目から沈黙していた《軍団の上陸》がようやく反転する。
ライフの供給源を確保したスズキはさらに《選定の司祭》を追加。
ワタナベはこのゲーム初めて赤マナがアクティブになる11t目。何が出てくるかと構えたところだが、そのままドローゴー。
スズキはここで《一番砦、アダント》を起動するが、ワタナベが《選定の司祭》に《致命的な一押し》。
スズキも12t目にしてようやく《秘密の備蓄品》を引き当てた。
これを即座に起動して《陽光鞭の勇者》を生け贄にすると、すぐさま永遠能力を起動。
ライフが安全圏にし盤面も整ったかというところ。
ワタナベはここでようやく《経験豊富な操縦者》で4体目のクリーチャーを展開するが、数もサイズも間に合わなくなってしまった。
スズキはここで《選定の司祭》を不朽、《一番砦、アダント》を起動とライフでワタナベを突き放す。
ワタナベのアクションも対戦相手への《稲妻の一撃》といったものになるが、到底間に合うタイミングではなかった。
赤マナが遠すぎたワタナベは《稲妻の一撃》を2枚抱えたまま苦しいターンを過ごし、2本目を落としてしまった。
スズキ 1-1 ワタナベ
◆Game3
最終戦にまで縺れ込んだ決勝戦。
攻めっ気のある機体が先手となるが、どうなるか。
両者7枚のハンドで最後の戦いが始まった。
ワタナベが《秘密の中庭》、スズキが《シェフェトの砂丘》から《改革派の地図》という動き出し。
2t目がワタナベが《感動的な眺望所》から《キランの真意号》と動き、今度は色マナをしっかり確保できている。
スズキは《改革派の地図》を起動して《沼》をサーチしつつセット。
《秘密の備蓄品》を出してエンド時にServoを生成というトークンデッキのベストムーブで対抗した。
このServoに対してワタナベは《致命的な一押し》。
後続の紛争要員を断とうという意志か。
ワタナベも負けじと攻めたてたいところだが、《山》を置くのみとなってしまった。
スズキはここで《平地》から《陽光鞭の勇者》と動き、機体に対して早い段階でライフと盤面で優位に出る。
ワタナベはここで《山》の2枚目から《反逆の先導者、チャンドラ》を送り出した。
+1能力はダメージを与え、《キランの真意号》は忠誠度で搭乗して攻撃。ライフを15点とする。
スズキは《陽光鞭の勇者》で《反逆の先導者、チャンドラ》へ攻撃。
ここはワタナベも不用意なブロックを避け、スルーして忠誠度は2となった。
続く第二メインは《廃墟の地》から紛争を達成し、《選定の司祭》を追加してServoを生成。
ライフゲインのエンジンが完成した。
ワタナベは第3ターンこそ足踏みしてしまったものの、《反逆の先導者、チャンドラ》の+1能力でダメージを与え、5枚目の土地から《熱烈の神ハゾレト》と《ボーマットの急使》を追加し、ライフゲイン戦術へと対抗する。
《反逆の先導者、チャンドラ》の忠誠度で《キランの真意号》を動かし、《熱烈の神ハゾレト》とともに攻撃。
スズキはServoで《熱烈の神ハゾレト》こそ止めるが、飛行が止まらず、ライフが10まで削られてしまう。
返すターンでスズキは《陽光鞭の勇者》で《反逆の先導者、チャンドラ》へ攻撃するも《ボーマットの急使》で防がれる。
第二メインで《陽光鞭の勇者》を生け贄に《秘密の備蓄品》を起動し占術の結果は上へ。
すぐさま《陽光鞭の勇者》の永遠能力を2枚面の《陽光鞭の勇者》をコストに起動し、5点ゲイン。エンド時にServoが出てさらに1点ゲインして15まで回復し、盤面をより強固にしてターンを渡す。
ワタナベは《反逆の先導者、チャンドラ》の+1でトップを公開し、ピア・ナラーが捲られるが、これを唱えずスズキへ2点。
《模範的な造り手》を追加し、戦闘開始すると《模範的な造り手》で《キランの真意号》へと搭乗し、またも《熱烈の神ハゾレト》と共に攻撃し9点分のアタック。
先のターンと同様にServoで《熱烈の神ハゾレト》をチャンプブロック、《キランの真意号》は通って4点という形。
スズキは紛争用となる《進化する未開地》をセットし、《沼》をサーチ。
4/4の《陽光鞭の勇者》トークンで《反逆の先導者、チャンドラ》へと攻撃するが、ワタナベはここで《無許可の分解》で破壊しようとする。
しかしこれは、《秘密の備蓄品》で生け贄にされ、貴重な3点ダメージも入らず。
先ほどコストにした2枚目の《陽光鞭の勇者》の永遠能力を手札のコストが《選定の司祭》で起動し、さらに5点ゲイン。
かなり盤石になってきたが、未だ《反逆の先導者、チャンドラ》、《熱烈の神ハゾレト》、《キランの真意号》という神話レアだらけの脅威が残り続ける。
ワタナベは《反逆の先導者、チャンドラ》の+1能力で《経験豊富な操縦者》を唱えて《キランの真意号》の打点を1上げると、土地を置いて今度は《模範的な造り手》も戦闘に参加。
スズキはServoで《熱烈の神ハゾレト》をチャンプブロック、《選定の司祭》とServoで《模範的な造り手》をブロックして落とす。
相変わらず飛行は止まらず1点増えて5点のダメージとなり、ライフが11.
スズキは4/4の《陽光鞭の勇者》トークンでブロッカーのいなくなった《反逆の先導者、チャンドラ》へと攻撃し、これが通ってようやく一つの脅威をやり過ごす。
さらに《選定の司祭》を不朽能力を起動しライフを得ると、《アルゲールの断血》も追加。
恒常的なライフゲインとブロッカーの生産を優先するためか、4/4の《陽光鞭の勇者》トークンを《秘密の備蓄品》で生け贄にして紛争を達成する。
エンド時にServoは出てライフもゲインするが、サイズは小さくなってしまった。
そこにワタナベが《熱烈の神ハゾレト》の能力でライフを狙いに来る。
ワタナベの攻撃も《熱烈の神ハゾレト》と《キランの真意号》になるが、やはり飛行のみが通り、ライフが8になる。
さらにワタナベはここで《選定の司祭》のトークンに《無許可の分解》をプレイして、ライフを5にする。
返ってきたアップキープで《アルゲールの断血》が反転。
更なるライフゲインエンジンを得たスズキだが、これはワタナベも苦い表情。
長いラウンドでの疲労もあって、見落としてしまったか。
そこに追い討ちをかけるかのようにスズキは《威厳あるカラカル》を戦場に追加。《アクロゾズの神殿》で容易にライフゲインと紛争を達成できるようになったスズキはCatトークンを生け贄に即座にライフを回復した。
《反逆の先導者、チャンドラ》というひとつの脅威がなくなったスズキも無為な攻撃はせずじっと耐える。
ワタナベはこのターンも土地のセットから《熱烈の神ハゾレト》、《キランの真意号》の2体のアタックのみとなるが、スズキのブロックもお馴染みといったところ。
このままでは依然として出続けるServoで最早《熱烈の神ハゾレト》の攻撃は通らず、《キランの真意号》のみのクロックでは削り切れないという状況になってしまった。
どうにか打開したいワタナベだが、スズキは返すターンで《軍団の上陸》を追加すると一気に3体で攻撃し、更なるライフゲインエンジンを得た。
《オラーズカの拱門》もセットし、ドローエンジンまでをも手に入れた。
ワタナベはエンド時に《熱烈の神ハゾレト》を起動し、返ってきたターンの攻撃は前のターンと同様、ブロックも同様という流れ。
《模範的な造り手》を追加こそするもののワタナベにとっては苦しい状況か。
《熱烈の神ハゾレト》の能力と《キランの真意号》のアタックでの計7点を毎ターン与えるが、圧倒的なライフゲイン量とトークン生成量を前に削り切れない。
この攻防が2ターン続き、《屑鉄場のたかり屋》しか新たに追加できなかったワタナベを、増え続けたトークンから《シェフェトの砂丘》を同一ターンに2回起動してスズキが一気に14点を削り取ってワタナベを介錯した。
スズキ 2-1 ワタナベ
ということで、見事優勝してRPTQ参加権利を勝ち取ったプレイヤーはスズキ タツロウさんでした!
おめでとうございます!
3本目を振り返ってみると、ワタナベさんが削ったライフは57点にも上りました。
《熱烈の神ハゾレト》のチャンプブロック分も考えると80点くらいのダメージ量はあったかもしれません。
そんな猛攻をいなし切っての勝利はお見事でした。
スズキさんの決勝ラウンドの対戦相手もライフゲインで有利になれる赤単、エンチャントに触られないGrixisとかなり良い相性とのマッチだったのも印象的でした。
赤系アグロや青黒系が多い今のメタで、エンチャントで攻める戦術がうまく嵌ったというところでしょうか。
デッキ選択の面でも、お見事だったということでしょうね。
今回はまた、レイアウトを変えプレイヤーの皆様が快適に過ごせるよう配置しましたところ、好評を頂けました。
この声をまた励みにして、運営をしていきたいと思いますので、今後とも是非よろしくお願いいたします。
そして次回の青馬堂書店矢向店様でのPPTQですが、6月30日(土)を予定しております。
前回プレイヤーの方から、土曜日だと参加しやすいかもしれないというお声を頂きましたので、次回は土曜日で開催しようかと考えております。
日程につきましては、まだ仮の段階ですので、詳細が決まりましたらまた追って告知いたします。
皆様、ご参加ありがとうございました。
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